偏見と「おそれ」について
Togetteにこのような記事が載せられていました。
福島第1原発の放射能被害について、ひどくつらい経験をしたことが分かりました。
偏見。どうしてひとは、「自分勝手なものさし」で他人を見てしまうのでしょうか。
その原因は、共感する努力を怠っていることに限らないと思います。自分自身の勝手なものさしで判断してしまうのは、"自分勝手でないものさし"を持っていないから。つまり、自分勝手なものさしを使わざるを得ないから、ではないのかなと思います。相手の事情を知ったうえでその相手を拒絶するのは、偏見というより「いじわる」だと思います。
放射能とは、原子が崩壊を起こして他の物質になる性質というごく自然にある物事のことを言います。(Wikipediaを参照、簡略化しました)
でも目に見えないそれは、よく知らなければ漠然としたおそれ・恐怖心を引き起こします。
そして、人体に対する影響は未だに分からない部分が多いと思います。とくに高い放射線を当てられた場合ではなく、低い放射線を当てられ続けた場合に。
わたし自身も、福島県産の海産物だったり玄米をなんの躊躇いもなく食べられるかと言われたら、そうではないと思ってしまう。やはり、"よくわからないこわいもの"として忌避してしまっています。
心の弱さは絶対悪ではありません。それ「心の弱さ」と認識したうえで、どう行動するか。そこが重要なことだと思います。